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クリエイター1年目のビジネススキル図鑑/山田邦明

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今回ご紹介するのはこちらの本です。

タイトルクリエイター1年目のビジネススキル図鑑
著者山田邦明
出版社KADOKAWA
初版発行日2022/5/27
備考紙の書籍で読了
野々蘭

「ビジネスで創作をしてるわけじゃないし…」という人にも、まずはどんな本か知ってほしい!

どんな本?

著者の山田さんは弁護士であり、自身が「創作」に救われた経験から、クリエイターパートナー事業を展開する会社のCEOとしても活動されています。

本書では「クリエイター=創作している人」と定義し、様々なジャンルで活動するクリエイターが学んでおくべき「ビジネススキル」を分かりやすく解説。

既にプロとして活動している人も、趣味でやっている創作を楽しく続けていきたい人も、いつか絶対役に立つ知識を体系的に学べます。

「創作活動は楽しいけど、お金を稼ぐなんて自分には無理!」

「好きなことを副業にしてみたいけど、まず何を知っておいたらいいか分からない…」

そんな方にこそ、まず読んでいただきたい1冊です。

感想とおすすめポイント

ざっくり感想

本書の良いところは、クリエイターに必要な情報(ビジネススキル)が、様々な切り口から網羅的にまとめられているところです。

たとえば「イラストでお仕事をしてみたい」と考えていて、必要そうな知識を本で勉強しよう!と思ったとします。
その際に、

  • 仕事の獲得法や、ビジネスモデルについて考えるマーケティングの本
  • トラブルを避けるため、著作権や法律について勉強する本
  • クライアントさんとやりとりする際のビジネスマナーを学ぶ本
  • 初心者でも読めそうな税金やお金についての本
  • 炎上やネットトラブルの対処に関する本

…と、あらゆるジャンルから自分でも読めそうな本を探さないといけないですよね。

これらを一冊の本で読めるとしたら、めちゃめちゃありがたくないですか!?

本書を簡単に説明するなら、まさにそんな感じ。

「個人事業主」とか大きな括りではなく、
「駆け出しのクリエイター」に対象を絞ったうえで、

という知識が1冊にまとまっているんです。

まさに、痒い所に手が届くとはこのこと。

そもそも、最初は「何を知っておいた方がいいのか」が分からず、どんな本を読むべきか分からないかもしれません。
あるいは、「自分の好きな創作活動って、ビジネスになるのかな?」と、想像できない方もいると思います。

うっすら興味はあるけど、実態が見えないし、何からしたらいいのか分からない。

そんな方こそ、まずは読んでみてそれから次の行動を考えるという使い方もオススメです。

野々蘭

文章がやさしく分かりやすいのも嬉しい!

ある日突然役に立つ(見積書をつくった話)

タイトルに「図鑑」とあるとおり、一度読んで全部頭に叩き込めるような本ではありません。

逆を言えば、ある日突然役に立つかもしれない本です。

実は先日、人生で初めて見積書や請求書などを作る機会がありました。

前職などで受け取ることはありましたが、改めて自分がイチから書くとなると、なかなかにパニックです(笑)

そんなとき、まさに図鑑から知識を引き出すような感じで、この本に書かれていた書類の作り方・考え方がとても参考になりました。

ネットで探すのもアリですが、先程も言ったとおり、「クリエイター向け」に「優しく」書いている情報を探すのは、けっこう大変だったりします。

「そういえばあの本に書いてあった!」と思い出せたら、そこを見つつ、足りない部分をネットの情報で補完するのというのも良いと思います。

△「お金を稼ぐため」、◎「創作を続けるため」

本書のタイトルを見て、「自分はお金のためにやっているわけではないし…」とか、「開業してもないのに、『クリエイター』だなんて名乗れない(私には関係ない)」と思う方もいるかもしれません(本来クリエイターという言葉は、お金をもらっていないと使えない言葉ではないのですが…気持ちは分かります)。

ですが、著者は本書の冒頭で、このように書いています。

「お金を稼ぐこと」に苦手意識や抵抗感、あるいはどこか嫌悪感を覚えるようなら、「お金を稼ぐこと」を「創作を続けられる仕組みを作る」と言い換えてみるのはいかがでしょうか?

『クリエイター1年目のビジネススキル図鑑』p.16

そう言われると、趣味で活動している方にとっても、無関係の話ではないと思えてくるんじゃないでしょうか?

好きでやってるからこそ続けたいし、新しいことにも挑戦したいし、そのためには多少なりともお金がかかることもあります。

何が言いたいかというと、みんながみんな「プロとして創作で食べていこうぜ!」という本ではなく、それぞれのクリエイターさんが、自分にとって心地いい活動方法やお金との向き合い方を考えようという本だと思っています。

なので、今は趣味でやれればOK!という方も、ぜひ一度手にとってみてほしいなと思います。

個人的アクションプラン

本書を読んでいて、個人的に「やってみようかな?」と思ったことを3つ選んでみました。

  1. どんなクリエイターになりたいか妄想する
  2. ポートフォリオ(サイト)をつくる
  3. 開業届を出すときの「屋号」を妄想してみる

ちなみに、本書は各チャプターのおわりに、「今すぐできるおすすめアクション」が書かれています(がっつりチャレンジするものばかりではなく、「妄想してみる」というレベル感もあるのがなんだかいいですね)。

その中からいくつかやってみるだけでも、ちょっと前に進めた気がして、自信につながるじゃないでしょうか。

まとめ

本書は、今まで1,000人以上のクリエイターから相談を受けてきたという著者が、徹底的に駆け出しのクリエイターに寄り添う視点で書いています。

「自分の活動を無理なく続けていきたい」

「お金が得られたらもっと新しい挑戦ができるかも」

「好きなことが副業や仕事になったらいいな」

…など、それぞれ目標や現在地は異なると思いますが、その誰もの味方になってくれる本だと思っています。

いきなり難しい本を読んで「なるほど分からん!自分はやっぱり向いてないんだ!」と思う前に、一度読んでみてほしい1冊です。

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野々蘭

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